ニューノーマル時代とは?
ニューノーマルとは、コロナ禍によって注目された新しい生活様式を総称した言葉です。
「New(新しいこと)」と「Normal(正常、標準、常態)」の2単語が融合して生まれた造語で、
以前の生活様式や経済活動まで、あらゆる行動を時勢に合わせて更新していく動きのことを指します。

ニューノーマルという言葉はもともとはビジネスや経済学の領域で用いられており、
2008年リーマン・ショックを発端とした世界的な金融危機の時代を表現するキーワードとして
知られていました。
つまり時代の大きな変化に伴い、その内包する意味が変容するものとして、
ニューノーマルは
「Withコロナ・Afterコロナの社会情勢に適応するための行動」を指す言葉となっていったのです。

新型コロナウイルスの流行が終息し、ワクチン剤などを含む対応策が確立されたとしても、
これまでの世の中へと戻っていくことは難しいでしょう。
だからこそ、ビジネスや生活のあらゆる局面で「新たな常識」を意識することが必要です。
 
私たちが日々活動するビジネスシーンにも、新型コロナウイルスは多大な影響を及ぼしました。
これまでは福利厚生や働き方改革の一環として見られていた在宅勤務やテレワークなどの働き方は、
ニューノーマル時代においてはもはや常識とされつつあります。
 
コロナ禍において通勤や出社、取引先への訪問といった行為は感染リスクを考慮し
、 極力避けなくてはならないものになりました。特に2020年4月に発令された緊急事態宣言を皮切りに、
スタートアップ企業をはじめ、国内の大手企業まで、あらゆる組織がリモートワークの導入を開始しました。

ここ数年の間に、各種ITツールはクラウドベースへとシフトしはじめてていた背景もあり、
それらを取り入れていた企業はリモートワークでもオフィスとほぼ変わらない環境で業務を進めることは
可能でしたが、それでもやはり企業にとって、ニューノーマル対応を徹底した上でビジネスを継続していく
ことは容易ではありません。感染リスクを抑えるために様々な対策がとられているものの、
オフィスや事業所への通勤が必須となる業種・業態も多数存在します。
そのような場合でも、可能な限り感染症対策を行うことがニューノーマル時代に求められる働き方です。

例えば、飲食業界の場合はモバイルオーダーシステムの導入を試みたり、
接客販売を伴うビジネスの場合はECシステムを利用したオンライン通販に注力したりと、
少しでも「他者と接触しない」仕組みづくりを行うことが求められます。
重要なのは「従来と全く変わらない働き方」にピリオドを打ち、
できる範囲からニューノーマル時代に合わせて変化していくことです。
   
 
対面での接触機会が大幅に減るニューノーマル時代には、
従業員のマネジメントをより慎重かつ精力的に実施していく必要があります。
以前であれば会話や面談などの職場でのコミュニケーション機会が多くありましたが、
テレワーク・リモートワークを強化することでそういった機会は大幅に失われました。
そのため、作業フローの確認や仕事におけるちょっとした問題などが共有されず、
生産性やモチベーションの低下を招くことが懸念されます。
さらに精神的ストレスを抱える従業員や、働き過ぎの従業員がいたとしても遠隔地の場合は
コンディションを推し量ることが対面に比べて難しくなります。
つまり対策として、ビジネスチャットやオンライン会議ツールといったコミュニケーションツールの導入も
さることながら、雑談・会話の接点がなるべく多く生まれるような環境づくりを行うことが求められます。
work(仕事)+Vacation(休暇)ワーケーションとは?


















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